2019年6月に、金融庁が「老後の資金には、年金のほか2,000万円の蓄えが必要」と発表されてから、資金計画の勉強をしたいと思う人が増えているそうです。
しかし、ネットでは「無料」をうたうマネーセミナーがやたらと目につきます。
一見怪し気に見えるセミナーですが、本当に無料なのでしょうか。
何故?本当に【無料をうたうマネーセミナー】はタダなの?
実は私はマネーセミナーに参加したことがあります。
そのときの詳しい内容は、こちらの記事に書いてあります。
ただしこの記事で、私が参加した「NTTifのマネーセミナー」は終了しているようです。
マネーセミナーはステマだから本当に無料です
マネーセミナーは「セミナー」という名のレクチャーです。
とここまで聞くと当たり前の話ですね。
セールスマンの販売トークは、ある意味顧客に対してのレクチャーです。
とくに金融商品は複雑なので、顧客にある程度の知識を与えながら説明する必要があります。
しかし今の一般家庭では、共働きの世帯が多く、主婦も暇ではありません。
しっかり時間をかけて、レクチャーありきの営業攻勢はかけずらくなっています。
そこで、無料で敷居を低くしたマネーセミナーで、ある程度のフィナンシャルプランの基礎的知識をレクチャーしていくのです。
一世代前の人とくらべ寿命が長くなり、さらに年金受給額も当てにならない未来を語ることで、投資の重要性を説いていくわけです。
お金持ちになるには、次の方程式が不可欠といいます。
(収入ー支出)+ (資産 × 運用利回り)
マネーセミナーでは、この中の「支出」と「運用」の重要性について説かれます。
中でも、「支出」に関してはかなり詳しく、具体策まで紹介していきます。
目からうろこの方法を紹介し、来場者は「なるほどー」と感心する人が多数出てきます。
そして、「運用」については重要性を説いていくに留めます。
なぜか・・
マネーセミナーが最終的に売りたいものは?
セミナー主催会社が最終的に売りたいものは、運用型の金融商品です。
マネーセミナーが終了した後、フィナンシャルプランナーによる無料個人相談を募集します。
もちろん、その無料相談は自由意志で「参加」「不参加」を決められます。
私は参加しませんでした。
その無料相談では、今度は前回「重要性」にのみフォーカスした「運用」の具体策を紹介していきます。
そして「運用には○○という対策と、△△という対策をとるといいでしょう」的な。
リスクは分散した方がいいので、対策はいくつかに分けてとりましょう。
といった感じですが、この○○という対策、△△という対策、これが全て金融商品です。
第一回目の無料セミナーに参加した人のうち、〇〇パーセントの人が金融商品を買うと、セミナー会社は黒字になるという仕組みです。
無料マネーセミナー受講にメリットはあるの?あるならそれは何故?
ここまで聞くと、やっぱり無料のマネーセミナーは金融商品を買わせるための、ステマなんだな。と白けてしまうかもしれません。
では本当にマネーセミナーに参加しても、メリットなどないのでしょうか。
参加した経験から言ってしまうとメリットはあります。
・ 家庭での収支バランスの見方がわかる
・ どこを見直すべきかがわかる
・ 老後のお金の必要額が詳しくわかる
・ 自分たちの世代は親の世代と同じ事をやっても老後は回らなくなる事を痛感する
・ お金の働かせ方が何となくわかる
こんな所でしょうか?
あとざっくりと、適した金融商品も教えてくれます。
多分、本を読んでもわかる内容が多いとは思います。
既にマネープランについて勉強をされてる方には、当たり前のことばかりというところかも知れません。
これから勉強したいという人には、とても分かりやすく噛み砕いて説明をしてくれるので、頭に入りやすくいいと思います。
私の時はその場や、受講後に質問も出来たので、なおさらでした。
しかし、前述したように今はNTTのグループ会社NTTif主催のマネーセミナーはやっていないようです。
色々見回すと、今一番安心して参加できるのは、マネーセミナー最大手のこちらかも知れません。
友人同士や、夫婦で参加してみては?と思います。
まとめ
セミナーに参加して大雑把に老後のマネープランの大事さに気が付いたというか、そんな気持ちで家路につきました。
さっそく妻にセミナーで教えてもらったことを伝えていると妻からはとっても冷めた反応が帰ってきました。
「そんなん…あたしの周りでそんなこと気にしてる人はいない!」
「運用なんてお金どこにあるの!保険に入って貯金してれば心配ない」
バッサリでした。
もしセミナーを受けてなかったら、妻の意見は至って理に適ってるように思えるんでしょうけど…
それは自分たちの親世代までが、通用した話だと思えるんです。
あー、やっぱり夫婦で参加すれば良かった。
本日も最後までお読み頂き、ありがとございます。
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