ガス屋さんって左ウチワなんですか????
あるガス会社に勤める「Aさん」から聞いた事があります。
いや、全ての地域、全てのガス屋さんがそうではないでしょう。
でも転勤族だった私が、以前に住んでいた地域はそうだったみたいです。
あ、この記事で言う「ガス屋さん」とは、プロパンガスの会社で都市ガスではありません。
「Aさん」いわく、ガス屋さんのカルテルのような、料金の申し合わせがあったりするそうでした。
これから書く話は、今から15年くらい前の話です。
そのAさんは隣町から、その町へガスの営業に来ていたそうです。
隣街のA市は、私が住む街のC市よりもガス料金がメチャメチャ安いそうで、C市からの顧客争奪戦には、大きな勝算をもってやってきたそうです。
かなり暑い性格のAさんだったので、意気も盛んだったと思います。
ところが、日を追うごとにAさんは苛立ちと、愚痴、弱音を吐くようになっていきました。
とあるお店で接客をしていた私は、Aさんのそうした愚痴に、よく付き合わされたものです。
ガス会社同士の強烈な団結に、Aさん大苦戦
あくまでも、隣街のA市からC市に顧客獲得に来ていたガス会社営業のAさんの話です。
C市ではいくつかあるガス会社さん同士が、ガッチリ申し合わせをしていて、価格をある一定料金に設定していて、価格競争を避けていたそうです。
それぞれのガス会社が、価格競争を避けることで安定した利益を受け取ることができます。
しかも、営業活動やサービスの向上などの労力とコストも必要ありません。
まさに左ウチワですね。
そのことによって、顧客は本来なら受け取ることができるであろう、サービスと価格のメリットを受け取る機会を奪われています。
そんなC市のガス料金は、Aさんの本拠地A市に比べると、べらぼうに高い値段だそうです。
しかし、C市の住民はそんなことには疑問も持ちません。
それもそのはず、よそを知らないからです。
そんなC市にAさんは、妥当な値段を引っ下げて乗り込むのですが、それを「良し」としないのが、C市のガス会社カルテルです。
Aさんの会社には脅迫めいた、嫌がらせの電話が殺到したそうです。
そして、Aさんの会社名が書かれた営業車を運転していると、「降りろ!」と喧嘩を売られたり、いつの間にかギザジュウ攻撃を受けたりしたそうです。
15年も前の話ですので、細かい話は朧気なのですが、印象に残るエピソードを書くと上記のようなものでした。
その後の世の中の動きは、エコキュートやIHヒーターに代表されるように電力会社とのシェア争い、電力自由化による電力業界への参入など、大きく変わってきました。
だから、その時のような左ウチワとはいかなくなったかもしれません。
しかし、一度旨みを覚えた業者の中には、その後もそれまでの体質に甘んずるケースがあるかもしれません。
事実、ガス料金とは算出が難しく、自分が利用しているプロパンガス会社が高いのか、安いのか、というのは解りずらくなっています。
さらに、値上げもよくあることで、中には「不当な値上げ」も起こり得ます。
第三者によるチェックのもと、安心してガス会社を利用する方法
プロパンガスは高いというイメージがありすが、料金はガス会社によっても、また、同じガス会社でも契約世帯によっても違うと言います。
そうした事情から、第三者の会社がガス屋さんの料金を一括比較して紹介、さらに値上げがあると、不当値上げではないかチェックしてくれて、交渉までしてくれるサービスが人気を呼んでいます。
我が家はオール電化の為、ガス会社は契約していませんが、このような一括◯◯系の会社はよく利用します。
とても便利な世の中になりましたね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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