以前、怪しげな「安もの」の次亜塩素酸水生成器に手を出して、痛い目にあった記事を書きました。
その後、ちゃんとした日本製のものを買って、やっと届いたのでレビューしようと思います。
【次亜塩素酸水精製器レビュー】ジアポケットがやっと我が家に届いた!
新型コロナウィルスの影響で、アルコールやその他消毒液と同じく、ジアポケットも発注してから相当待つこととなりました。
ジアポケットとは、家庭にある「水」と「塩」だけで「次亜塩素酸水」を作る日本製の精製ボトルです。
僕が楽天市場でポチッたのは4月14日ですが、商品発送予定日は6月30日となっていました。
どうやら売り切れてしまっていたようです
ということで、長く待たされましたが、ようやく自宅に届きました。
ジアポケットで次亜塩素酸水の作り方
ジアポケットは、自宅の水道水と食塩で「次亜塩素酸水」が作れるわけですが、まずジアポケットの箱の中身を見ていきます。
➀ ベース (ボトルホルダー)
➁ 軽量スプーン (塩を計る)
➂ ACアダプターとUSBジャック
➃ 本体ボトルボトルとキャップ
➄ ジアソルト (ジアポケット用の塩)
➅ 説明書
では、ジアポケットで次亜塩素酸を作っていきます。
スプレーボトルに水を入れる
説明書によると水は水道水でも良いんですが、精製水の方がより良いらしく、安定するそうです。
安定というのは、次亜塩素酸水が化学反応を起こさず、しっかり特性をキープしてくれるという意味です。
くっついた後は水となってしまう性質があるためです
なので今回は、ウォーターサーバーのRO水を入れてみました。
スプレーボトルに塩を入れる
ジアソルトを入れる場合、1回の生成に1包み入れます。
今回僕は家庭用の食塩を使ったので、軽量スプーンを使いました。
我家の食塩は、サラサラと細かい粒だったので、軽量スプーン7分目の量を入れました。
ベースに立ててスイッチ 3分で出来上がり
ベース(ボトルホルダー)にUSBをつなぎ、コンセントとつなぎます。
スプレーボトルをベース(ボトルホルダー)に立てたら、「電源マーク」をタッチして電源をオンにします。
電源マークが青く点灯します。
すると、ボトルの中から幾つもの気泡が上がります。
3分後、電源マークの点灯が消えて、出来上がりです。
凄く細かい霧で噴霧されました
よく夏場のイベント会場である、上から降るミストみたいな感じです
ジアポケットのペーハー値(安全性)と濃度(ppm)を測ってみた
作り方は簡単で、家にあるもので手軽にできることが解りました。
でも肝心なのは、安全性と効力です。
今回は、塩素濃度とアルカリ性、酸性を測るリトマス試験紙を用意しました。
ジアポケットの安全性
次亜塩素酸水は中性から弱酸性のものまでが、安全と言われています。
アルカリ性・酸性を表すのが、pH(ペーハー)です。
具体的には、下の表のとおりです。
ph6未満 | 酸性 |
ph6~8 | 中性 |
ph8~11 | 弱アルカリ性 |
ph11以上 | 強アルカリ性 |
アルカリ性であれば、あるほど有害です。
ジアポケットのペーハーは、5~6とされていますが、実際に測ってみました。
下の写真の右端に置いているのが、ペーハーを測るリトマス紙です。黄色い色をしています。
これをジアポケットで出来た次亜塩素酸水に付けると、左の表のどれかの色になります。
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結果は「7」でした。
「7」ということは、中性ということになります。
ジアポケットは弱酸性の「5」から「6」という説明がネットでありましたが、実際のところ、中性の「7」です。
問題なく安全とみて良さそうです。
ジアポケットの効力
次亜塩素酸水の効能については、厚生労働省とメーカーや科学者たちの意見の対立がなされていました。
しかし、このほど厚生労働省も次亜塩素酸水の効力について、認める発表をしました。
下の枠内の紋々は、厚生労働省のホームページのものです。ppmとは塩素濃度を表す単位です。
①拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭き取ってください。
②生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて消毒したいモノに流水掛け流しを行う場合、35ppm以上のものを使いましょう。20秒以上掛け流した後、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
という事も書いてありましたが、割愛しました。
次亜塩素酸ナトリウムは素人は扱わないほうが良いです。
失明や有毒ガスにやられる可能性があります
厚生労働省の紋々を一口に言うと・・・
次亜塩素酸水の使用には(塩素濃度)➀ 塩素濃度80ppmで20秒置くことで、効力を発揮する
➁ 生成されたばかりの次亜塩素酸水は35ppmで良い
ジアポケットは➁にあたるので、35ppm で良い
前置きが長くなりました。
使うのは下の写真のリトマス紙です。
これをジアポケットで作った次亜塩素酸水に浸けて、濃度を調べます。
すると結果は下の写真のように出ました。
この試験紙だと、50ppmまでしか測れません。
今回生成されたものは、50ppm以上なのは間違いないのですが、いったい何ppmなのか・・
そこで、この次亜塩素酸水を半分の濃度に水で割って測ってみました。
そして、出た結果が下の写真。
40ppmでした・・?
ちょっと・・
色から判断するしかなく、50ppmにも見えるので、また半分に割ってみました。
すると、今度はハッキリ20ppmと解る色になりました。
ということで。
半分に割ること2回目で、20ppmになったという事で、生成したばかりの次亜塩素酸水は80ppmということが解りました。
さっきの厚生労働省の見解によると、生成したばかりの次亜塩素酸水は35ppm以上で効力があるとされていました。
なので、ジアポケットで生成した次亜塩素酸水は、半分に薄めて使えば大丈夫ということになります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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