40歳の高齢ニートが父親の退職金・年金を10年間で2千万円無心して逮捕 年金パラサイトの問題を考察

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40歳の高齢者ニートが親のお金を無心する、年金パラサイトなる問題が浮き彫りに出たニュースが流れて来ました。

今やニート問題も高齢化が進み、その番組では15歳~34歳のニートの数が全国で57万人なのに対して、35歳~59歳のニートは倍以上の123万人だそうです。

高齢者ニートの側に立って考えてみたら、何かが見えてくるかもしれない

全国に123万人もいるのであれば、きっと誰しも陥ってしまう可能性もある現象かもしれません。

また、一概に個人の責任と切って捨てるのは問題があるのかもしれません。

今や、日本の労働力は外国人に頼らなくてはならない状況まで来ているのに、「働けるのに働かない」働き盛りの人達がこんなにも溢れているのですから。

今回取り上げるニートとは「働けるのに働かない人たち」についてです。諸事情によって世の中には「働きたいのに働けない」人たちもいますので。

親の年金を当てに生活をしている「年金パラサイト」たちは、親が亡くなってしまったあとどのように生活を考えているんでしょうか?

いや、きっと「その時はその時」と考えないようにしている人が大半なのでしょう。

先の心配が出来るなら、もう少し違う「今」があったでしょうから。

いざ、その時が来た時に自殺者が増える、犯罪者が増える、生活保護受給者が増えるなどの社会的な心配も頭をよぎります。

ではこのようなニュースを目にした時に、単純に「いい年をして何してんだよ!」という憤りの感想は多くあるでしょうけど、高齢者ニートの方々の事情や気持ちまで察してみようとはしないものです。

自分は嫌なことがあろうと、不遇な環境であろうと、しっかり働いて人様に迷惑をかけていない!と自負する人たちは尚更「ニートの気持ちなど理解できない、する必要もない!」と考えるのではないでしょうか。

それはそうなんですけど、私なりに高齢者ニートの気持ちをなるべく批判的でなく考察してみようかと思いました。もしかしたら何かに気付くかもしれないと思うからです。

「理解に苦しむ人、嫌いな人ほど人生の師となり得る」みたいなことを有名な心理学者アドラーが言っていました。

価値観、世の中の見方が違うからだそうです。

何故「働かない」を選択したのだろう

これは言ってしまえば十人十色で、様々な理由があると思います。

もう一度お断りさせて頂きますと、諸事情から「働きたいのに働けない」という境遇の方はこの記事で言う「ニート」に該当してません。

人生は瞬間、瞬間をコース選択するロールプレイングゲームです。その時に「働かない」というコース選択が許されている環境下があった!という背景が考えられます。

これは誤解を恐れずに言いますと、「働かない」という選択肢を命がけで与えない親と、本当は与えたくないけど与えざるを得ない親がいるのでしょう。

しかし、実際は後者の親の方が圧倒的に多いと思います。たまたま自分の子が働いてくれたから「働かないことを阻止する」という場面に遭遇しないで済んだだけのことって言う・・。

高齢者ニートは何故こんなにも長い期間に行動を起こそうと一念発起しなかったのだろう

ニートになった本人もそうです。多くの方は1度は就職活動や就職を経験しているのだと思います。

その就職活動をしていた時期の経済状況によってもそうだし、初めて就職した時の上司や先輩の人柄に恵まれた、恵まれないもそうですけど運にもよるのだと思います。

もしもの話ですが・・・

このような外的要素に恵まれ、ニートにならなかった人を100人集めたとします。時間を巻き戻し同じような逆境を経験させたら何人の人が、ニートにならずに乗り越えているのでしょうか。

そのころはまだ若く、世間の「甘い辛い」を知らないのです。

思い悩んで逃げ込むと、それを受け入れてくれる場所があった。

ここまで、親の立場と本人の立場を考えるとニートを決して見下したり、非難したりして頭ごなしに否定するのはどうなのかと思うのです。

しかし、私もニートの人がいつまでもニートのままで良いとは思いません。本人の為にも家族の為にも社会の為にもいつかは抜けなければならないとは思います。

逃げ込んでしまったら、今度はそこから抜けるのは本人にしか出来ません。もう親には脱ニートを導くこては困難です。一度受け入れてしまっているからその後でどんな正論を振りかざして「脱ニート」を唱えても本人には、その意見が「善」には聞こえないはずです。

つまり、「逃げてしまった」「緊急避難した」はやむを得ないのかもしれません。

自立というコース選択をしなければならないのです。

それが出来るのは親でも、学校の先生でも、上司でもなく本人しかできません。

多分、逃げ込むという選択肢があることを知ってから「甘え」と「罪悪感」と「自立願望」が入り乱れた葛藤があったと思うのです。

しかし、「甘え」が勝ってしまった結果が高齢者ニートになるのでしょう。「罪悪感」と「自立願望」が勝ったら何とかするでしょうから。

その中でイヤな事を考えるのを止めて「思考停止」にすることにより「罪悪感」と「自立願望」が薄れていくのでしょうか。

今はネットで簡単に人と繋がれる時代です。きっと同じ境遇の人同士で繋がり、お互いに傷の舐めあいをすることでも「罪悪感」は薄れていくのでしょう。

また、「罪悪感」も「自立願望」も初めから持っていないという人もいるでしょうけど、それは少数派と信じたいです。

本人と社会はどうすればいいのだろう

とにかく、時の状況や健康状態、人との不運な巡りあわせなどにより一時避難的にニートとなってしまうのは仕方ないですが、親に迷惑をかけている状況を放置するのは良くありません。

いつかは脱ニートの行動を起こさないといけないのです。

高齢者ニートは将来はかなりの確率の高さで「生活保護費」を受給することになりそうです。

社会がすべきこと

健康状態が健全で、正当な理由がなく「就労履歴がない」という方には生活保護の支給を認めないようにすることが望ましいとは思います。

しかし、社会の治安の悪化に拍車をかけてしまうおそれもありますので簡単にはできません。

私たちの社会は「権利と義務」が根本にあります。

このようなケースではある程度の「権利」を取り上げる形をとる代わりに、「最低限の生活」を補償するというのはどうかな、と思います。

お金を支給するのではなく、どこで何を購入したかを役場が把握できるような電子マネーカードを発行します。(SuicaやPASMO、Edyみたいなもの)

そこに最低限の金額を支給チャージします。そして、食料や洗剤などの現物支給、住まいが無いなどの場合は役場が指定する住居に無料で住んでもらう。

電気、水道などのライフラインは無料にするが、毎月の使用料を決め、それを超えた場合その月はストップとなる。

これは空き家問題と連動して解決していく。

つまり最低生活は保障するが、娯楽や嗜好については権利を取り上げるかたちです。

世界に例のない高齢化社会を迎える日本では、まっとうに働いてきたお年寄りを支えるのにも支えきれないであろうとされる財政です。

高齢者ニートに権利を与えている余裕はないのです。

残念ですが仕方ないとは思いませんか?

本人がすべきこと

ニートになってしまった事で恥じることはないのです。

それよりも「脱ニート」に向けた行動を起こすことに敬意を払う周りの目が必ずあります。

そのような人たちが色々な形で助けてくれます。

また、ネットで「脱ニート」を果たした方とのコンタクトを取ってみるのも1つの手段でしょう。

人が苦手なら人と関わりの薄い仕事だってあります。

合法的に稼ぐことが出来るのであれば、必ず何らかの形で社会の役に立っているという事です。

いきなりどこかに就職することを考えるのでなくてもいいと思うのです。

普段親に無心して手に入れたお金を非生産的な遊びに使うのでなく、生産的な人との出会い、何かのスクールなどでもいいと思うのです。

そのような方の著書も参考になると思います。

とにかく違う進路のコースを選択して「初めの一歩」を踏み出すことが大事ではないでしょうか。

高齢者ニートをニート側に立って考察してみて見えてきたこと

ニートになってしまった人とその家族、またそうならなかった人とその家族とでは、その違いを「育て方」の一言で済ますのは横暴な話だと思います。

その時々の「運」「不運」があるのは間違いなさそうです。

ここで取り上げた「ニート」とは、健康的問題や諸事情で「働きたいのに働けない」という方は該当しておりません。

また、子供の時から「不登校で引きこもっている」という方の一部も根が深くここでは該当しません。

「働く」というのはただ単にお金を稼ぐだけの行為ではないのです。

社会貢献をしながらまさに「人生修行」の場でもあります。

修行ですから辛いことがあって当然です。それでも悶々としている毎日よりも、とても充実するのは間違えないでしょう。

世間が、特にメディアを通して「ダメだ!!」と切り捨ててしまっては本人も外に出づらくなってしまいます。

日本の会社は「失敗」は悪とされる風潮に対して、アメリカでは失敗は称賛されることが多いそうです。それは「チャレンジした」ことへの価値が認められる社会だからです。

世間でも「初めの一歩」を踏み出しやすい雰囲気が育たないと、とても大きな社会問題へと発展しそうな気がします。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。


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