この記事は引き寄せの法則について、感情が大事なキーポイントになります!というお話です。
スピ系の解釈があるので、スピ系が苦手、嫌いな人は読まないことをお勧めします。
この記事の結論:
感情を利用すれば、引き寄せの法則はグッと簡単なメソッドになる
世の「引き寄せ本」には、このような事がよく書いてあります。
また、潜在意識が「願いが叶う」と肯定的に受け入れたとき、勢いを増して引き寄せられると言われることが多いです。
つまり潜在意識に受け入れてもらうがための術(すべ)が、いろいろな本に「やり方」として書かれています。
そしてスピリチュアル界隈では、潜在意識が「願望が叶うこと」を肯定的に受け取るのを邪魔する「邪念」を「ブロック」なんて言い方をしています。
願望
ブロック
そんなのムリだよな・・
願望を潜在意識が肯定的に受け取るには、ブロックを外す必要があると書かれています。
そのブロックを外す方法として「アファーメーション」が有効と言われています。
アファーメーションは、心理学用語で「自分に対する肯定的な宣言」のことです。
・・と、こんな感じで「ブロック」や、「負の思いグセ」を外していって潜在意識に願望を届けていこうと言っています。多くの本では。
でも、それが難しいんです。
一時的にポジティブな気持ちになれたとしても、生活していればいろいろあるわけで。
ネガティブな出来事があれば、どうしても気持ちもそっちに傾いていきますから。
どうしてブロックを外すのが、こんなに難しいのか
ちょっと整理してみます。
ブロックは思いグセからくる、顕在意識の領域です。
では、思いグセはどここら来るのでしょうか。
それは潜在意識からです。
潜在意識は「記憶の貯蔵庫」と言われています。
過去のどんな小さな事柄も記憶することができる、大容量の貯蔵庫です。
そこに負の観念が、たくさん入っていれば潜在意識は濁ります。
観念・・・人が物事に関して抱く、主観的な考えのこと
何か出来事がおこると負の観念で染められた記憶とすり合わせ、「また同じような惨事に見舞われる」という負の解釈をします。
そして湧き上がる「負の思いグセ」。
現実味はない例え話ですが10,000度の液体があったとして、そこから3,000度の湯気が出ていたとします。
そこに氷水を注いでも、液体が入ってる器に降り立つ前に、氷水は高温の湯気にブロックされて、蒸発してしまいます。
例になぞると
願望・・氷水
湯気・・ブロック(顕在意識・思いグセ)
液体・・潜在意識
です。
では、願望である氷水を潜在意識の器に注ぐには、どうすればいいか?です。
多くの本では
湯気を取り除きましょう!!
と言っています。
でも、その前に
お湯を冷ましましょう!
ではないでしょうか。
潜在意識が濁っているから、ブロックになるような思考が沸いて出るんです。
潜在意識を変えるには
では、潜在意識はどうやって変えるのでしょうか。
答えは、感情によって変えていきます。
顕在意識、潜在意識、感情の役割を、引き寄せの法則の場面でみると下の表のような役割になります。
日頃の役割 | 引き寄せ的な役割 | |
顕在意識 | 身体や思考をコントロール | 次の一手(行動)はコントロールできる |
潜在意識 | 身体内臓や血圧など顕在意識がコントロールできない領域をつかさどる | 直感やインスピレーション、引き寄せなど顕在意識がコントロールできない領域をつかさどる |
感情 | コントロールができて、潜在意識にダイレクトで届くもの | 理解の力、解釈力、観念に左右され、ネガティブにもポジティブにもなる |
顕在意識は、普段自分が意識できる思考や判断の領域。
身体と直結していて、「右手を上げよう」と思えば、右手を上にあげることができます。
潜在意識は、自分では意識していない領域。
「無意識の行動」と呼ばれるように、歩くときにいちいち「右足を前」「次は左足を・・」なんて考えなくても自然に歩行できるのは、無意識の自動運転システムのおかげです。
呼吸や、睡眠中の寝返りなどもそうです。
身体と直結していますが、自分ではコントロールできない血圧、心拍数、内臓の働きなどの領域を担当します。
感情は顕在意識によって、ある程度コントロールができて、尚且つ潜在意識の領域にダイレクトに送り込むことができます。また、逆に潜在意識の状態によって、湧き上がる感情もネガティブになったり、ポジティブになったりすると考えます。
顕在意識のコントロール下にあるが、潜在意識の影響も受けている。
潜在意識の影響を受けながら、顕在意識にダイレクトに届いたりしている。
潜在意識が濁っている状態の「顕在意識」「潜在意識」「感情」は、このような状態になっています。
感情だけは、ブロックを受けずに潜在意識へダイレクトに送られ、その感情の状態によって、潜在意識が濁りを強めたり、浄化されたりするのではないでしょうか。
すこし余談ですが、認知症患者は出来事は忘れても、そのとき受けた感情はなかなか忘れないと言います。それは、潜在意識は記憶の貯蔵庫、認知症患者でも潜在意識には記憶が貯蔵されていると仮定すると、そこの領域から感情だけが行き来できるからではないでしょうか。
つまり感情の状態がカギです。
積極的に心地よい感情、ポジティブな感情、楽しい感情を作っていけば、潜在意識は浄化の方向へむかい、さっきの液体の例でいうと、冷めていくとなります。
幸せとは「何か条件がそろう状態」ではありません。
幸せとは「幸せな感情に浸れる状態」を言います。
なので
~具体的に願望が叶った状態をビジュアル化する~
というのは、感情が伴わなければやっても意味がありません。
具体的にビジュアル化、なんてしなくても
願望が叶ったときの、幸せな感情をイメージするだけでOKだと思うんです。
どうにも思いグセがネガティブで・・
頭で解っても気持ちがそうならない
そうなんです。ここに難しさがあります。
「潜在意識をきれいにするために、ポジティブな感情を多く味わいましょう」
と言っても
潜在意識が濁っていれば、思いグセはネガティブなものばかりになります。
だからポジティブな感情を、味わうことが少なくなります。
こころは解釈力でコントロール
心理学では、こういう考え方があります。
見事に真相をついた、格言だと思います。
経営の神様「松下幸之助」、メジャーリーガー「大谷翔平」など、おおくの偉大な人が師とあおぐ中村天風さん。
中村天風は
「人生は心の置きどころ一つ」と言います。
つまり、どんな出来事も「捉え方」が大事と説いています。
今日から「解釈力」をポジティブなものにしていく!
と決意するだけで、潜在意識もポジティブなものへと変化していくはずです。
完璧主義はやめましょう。
一か月前よりポジティブになっていれば良いのです。
1歩進んだけど、2歩下がってしまう日もありますから。
中村天風は、こうも言っています。
まとめ
この記事の考えは僕個人の考えでして、共感できない方もいると思います。
そのような感想で終わってしまったら、貴重な時間を割いてしまいすみませんでした。
ただ自分の小さな体験からも、感情が大きなカギとなることは間違いないと思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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