うちの末娘は来年中2になりますが、今の今まで塾や習い事などは一切してこなかったという、今時珍しい子育てをしてきました。
そろそろ、高校受験も視野に入れて塾か家庭教師を考えよう・・みたいな話を妻としたりもします。
しかし、私たち夫婦は性分が吞気なのかいっこうに話が前に進みません。
それも、末娘は私にも妻にも似ず暇さえあれば、机に向って勉強をしています。
殆どは学校の教科書を使って勉強をしていますが、聞くと宿題などではなく、宿題のあと何となく復習と予習をしているそうなのです。
そして、本当にたまに参考書をおねだりしてきます。
成績は今のところ、学年でも上の方に位置していますので、結局勉強が好きなのかな?と親ばかな目で見ています。
そして、友達も多く活発な性格なのでその日塾がない友達を誘っては遊び、帰ってきて勉強、食事をしてまた勉強・・・なんてペースです。
結局そんな訳で親としても、末娘の成績が危機的状況でもないのでノンビリ構えてしまうのです。
塾や家庭教師の当たり、ハズレはあるのか
もちろん、子供の性格や性分はそれぞれ違うのですからその子にとっての相性は必ずあるはずです。
その塾や家庭教師の良し悪しの問題はもちろん、評判がよく信頼できる所だとしても我が子にとってはそうでない、という事だって想定できます。
うちの末娘の場合は、好きで勉強をしているのだとすれば、常に他人を意識する競争心を高めるという環境に身を投じた時に好きな事から嫌いな事になってしまうのだろうなと思います。
もちろん、勉強だってビジネスだって世の中は競争原理の恩恵を受けて発展してきているのですから、競争心を小さなうちから育んでいく必要性の声、その反対の声がある訳で。
私はそのどちらでもない、というかケースバイケースだと思っています。
とにかく、末娘はこのまま勉強に対してなるべくアレルギーを感じないで、楽しんでやっていって欲しいなと思います。
ですので、もし末娘の勉強にお金を払ってサポートを付けるとしたら家庭教師か個人まりとした塾、生徒がそう多くない塾がいいかな?と思っています。
親身になってマイペースで進められる授業が印象的だった小規模塾
私は実際に中学生の時には近所の「教員を引退したおじいちゃん塾」に通わせてもらっていました。
2か所に通っていたのですが、1つは数学の先生を引退した老夫婦の個人宅の1室で行う授業で生徒は4人だけ。
もう1つは英語の先生を引退した老夫婦が、やはり個人宅の1室で行っていて生徒は倍の8人でした。
いづれも、1教科であったしおじいちゃん先生だったという事もあるのか格安料金だったそうです。
これらの塾の魅力は営利の目的を上回る、善意に満ちた生徒への思いやりと、数学、英語への愛すら感じる丁寧な授業でした。
カリキュラムをこなすような授業ではないのです。
例えばある課題に1人の生徒が理解できないでいるとすると、その生徒に対して他の生徒が噛み砕いて教えてあげる。
その様子をニコニコと先生は見守り、補足があれば付け足してくれる・・・
こんな事をしていると、教えてあげる立場に立った生徒も理解が深まり、助け合いの気持ちも育まれます。
どちらもコーヒーブレイクなどの時間があり、紅茶、ジュース、コーヒーなどが振る舞われお菓子をつまみながら学校の様子や時には悩みなどの話し合いの場にもなっていました。
こんな環境なら、末娘も勉強の楽しさをより倍増してくれるのではないかな?思います。
但し、デメリットはマイペースな分、塾の教材の今月分をやり切れず「残りは自習、解らないところは次回質問してください」みたいな終わり方もしばしばありました。
それと、おじいちゃん教師ですから最新の受験傾向についての情報があまりありません。
ですので、お子さんをバリバリ進学コースの軌道に乗せたいのであれば不向きかもしれません。
しかし、このような小規模の塾によって「勉強って楽しい」と思えたら、それは一生の財産になるのではないかなと思います。
ついつい親の想いを子供に押し付けてしまいそうになりますが、子供の性格にあった環境を与えてあげる事も考えなければならないと思うのです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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