やる気を出すための簡単な方法 | Tekutekuスタイル

やる気を出すための簡単な方法

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今日は最近読んだ「やってのける-意志力を使わずに自分を動かす」について少しだけ抜粋して紹介します。

とても良書だと思うので、是非おすすめします。

その中で本の触りの部分ですが、やる気を出す手段についてお話しさせていただきます。
そこで、いきなりですが質問です。

次の5つのことを聞いてAとBどちらを思い浮かべますか?
5問なので紙に回答をメモしておくと採点がしやすくなります。
ちなみにこれらの質問は2択ですが、どちらが正解というのはありません。
自分の考え方の傾向を知るためのものです。

問1

To do list を作る事とは?

回答 2択

A 頭の中を整理すること

B すべきことを書き出すこと

 

問2

家の中を掃除する事とは?

回答 2択

A 快適な住まいをつくること

B 床に掃除機をかけること

 

問3

家賃を支払う事とは?

回答 2択

A 生活する場所を確保すること

B 銀行に振込をすること

 

問4

ドアーに鍵をかける事とは?

回答 2択

A 鍵穴に鍵を差し込むこと

B 家の安全を守ること

 

問5

人に挨拶をする事とは?

回答 2択

A 「こんにちは」と言うこと

B 人に好意を示すこと

それでは採点をしてみます。

合計点数が8点以上の人は自身の行動を抽象的に考えるタイプだそうです。

そして7点以下の人は自身の行動を具体的に考えるタイプの人だそうです。

点数

問1

A=2点 B=1点

問2

A=2点 B=1点

問3

A=2点 B=1点

問4

A=1点 B=2点

問5

A=1点 B=2点

 

いかがでしたか?

この問いに対する答えはどちらも正解です。

ただ、具体的行動を指しているものと、目的を指しているものとがあります。

ちなみに私は10点、典型的な抽象的思考タイプでした。

抽象的思考タイプと具体的思考タイプ

 

私のように自身の行動を抽象的に物事を考える思考の人は、日々の行動を「なぜ?」という理由と共に考える傾向にあるそうです。

一方、自身の行動を具体的に物事を考える思考の人は、日々の行動を「なに」の視点でそのまま捉える傾向にあるそうです。

そしてこの2つの違いは何でしょうか。

 

それは何かをやり遂げようとした時に、動機付けにおいて重要な違いがあり、それぞれ良い面と悪い面があるそうです。

ある状況ではどちらもプラスに、またある状況ではどちらもマイナスになります。

ですのであなたがどちらのタイプでも、状況に応じてこの2つの考えを使い分けることが必要です。

使い分けができると、困難なプロジェクトの前でも一歩踏み出すことが今までより圧倒的に楽に、スムーズに行うことができるのです。

幸い、この使い分けは難しいことではないといいます。

(私のように10点満点の偏ったタイプでもです)

ではどのように使い分けるかを紹介していきますね。

難易度によってやる気を出す方法を使い分ける

 

抽象的思考法は小さな行動を大きな意味や目的に結ぶ付けられる

 

だれでも単調な作業や、難しくはないけど面倒な(手間数が多い)事柄は始めるまでが億劫になるものです。

このような時、抽象的な「なぜ?」の考えは例え小さな行動もその先にあるゴールを考えて意味や意義を見出すことができます。

 

例えばあと1時間の面倒な残業が残ってしまった時に「あと1時間キーボードをカタカタと押し続ける」と考えるよりも「この1時間がキャリアアップにつながる」とか「チームや上司の信頼を勝ち取る」と考えるのです。

その方がモチベーションを持ち続けられます。

 

また、他人に何かを頼む時もこの抽象的な「なぜ?」を用いるほうが有効になります。

例えば上の例を部下に頼むとしたら「これをキーボードに打ち込んで欲しい」と頼むのでは部下のモチベーションは下がるでけでしょう。

「これをやることによってクライアントは完全に君を信頼するはずだよ」とか「これを今日中にこなせたら次は大きなプロジェクトを任せたい」など意味や意義を伝える方が断然部下もモチベーションは上がるでしょう。

 

具体的な思考法は難しい、不慣れ、複雑な行動に効果を発揮

 

目の前の行為そのものを考える「なに」の具体的思考法は、自分にとって高度で、また不慣れな行動、複雑なプロジェクトを行う時に使うのにむいています。

例えばあなたが新人の役者さんだとします。

今までチョイ役しか経験がなく、セリフも一言、二言だけだったのに、いきなり来週の大きな舞台で大役に抜擢されました。

1週間で分厚い台本のセリフを全て覚えなければなりません。

そんな時、意味や意義を考えていても、これからこなさなければならない大量のセリフの暗記を思うと気持ちがなえてきます。

 

そんな時は具体的思考に立ち、とにかく最初の1ページ目のセリフを暗記するのです。

目の前の行為そのものに気持ちを集中させます。

もちろん、1週間という期日が決まっていますから、1日あたり何ページ覚えるのかの計画を立てます。

そしたら暗記という行為は目の前の「行為」のみに意識を向けて淡々とこなすのみです。

これで気持ちは軽くなります。

 

抽象的思考法「なぜ?」を考えるほうが、楽しくやる気が満ちてくる

 

上記のように不慣れなこと、難易度が高いことは意味や意義を考えるよりも、目の前の事柄を淡々とこなすことに集中したほうが気持ちを楽に乗り越えることができます。

ただし何事であれ、不慣れなこと、難易度が高い事柄も何度も繰り返し行っているとそのハードルが下がってきます。

 

上の「新人役者」の例で見ますと、新人なので分厚い台本を見た時にセリフの暗記を考えると気持ちが萎えてきてしまいます。

しかし、経験を積むとセリフの暗記も要領をつかめていますのでいくらか余裕が出てきます。

すると今度は「なぜ?」を考えて行うと同じセリフを暗記するという行為にも、やる気が湧いてきて、ただ覚えるよりも更に突き詰めた工夫が生まれて、質の高い結果を導きだします。

この新人役者の場合は、この舞台で評価されたら次は主役などに抜擢されるかもしれない。

もっとメジャーな劇団に引き抜かれ、更にタレントとしてデビューするかもしれない、などです。

 

「なぜ?」という理由を考えて行動するよう心がけると、どんな小さな行動にも意義を見出し、その積み重ねで大きな結果を生み出します。

そうすることで日々の行動の中に衝動的な行動は減り、大きな目標に向け計画を立てるようになるといいます。

 

まとめ

 

抽象的な思考法「なぜ?」と具体的な思考法「なに」を、立ち向かう対象の難易度によって使い分けます。

しかし、日々の行動の中には小さな行動のほうが圧倒的に多いので、その小さな行動にも「なぜ?」の思考法で行動することによって、行動の質を楽しく上げてやがては大きな結果に結びつけようとういお話でした。

 

このお話は最近読んだ本「やってのける-意志力を使わずに自分を動かす」の序盤に書かれていたごく一部の内容を紹介したまでにすぎません。

この本には、ダイエット、仕事、禁煙、大きな人生目標など、何かをやり遂げるための方法が沢山詰まっています。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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