以前にも記事にしたことがあるのですが、巻き爪体質で困っているんです。
今回、3度目の巻き爪治療をしてきました。
今回は、巻き爪を放置するとどんな治療が待っているのか。
巻き爪の人の上手な爪の切り方、について書いていこうと思います。
巻き爪の治療はどんな治療?
私は過去に2回、巻き爪治療で爪を剥がしています。
だいたい8年周期くらいで剥がしています。
しかし、今回行った病院では、先生が言うに「爪を剥がすのは昔流の治療だよ」とのことでした。
へー、そうなんだ良かった!!と思ったのですが、私の場合は違いました。
上図のように、巻き爪が肉に食い込んでいて炎症を起こして腫れるように盛り上がっていました。
ここを触ると飛び上がるほど痛いんです。
これは「炎症性肉芽(えんしょうせいにくげ)」というそうで、こうなるとやはり、治療は爪を剥がした方が間違いない、という流れになってしまいます。
そもそもなんで、そんなになるまで放置したんだ、と突っ込まれそうですが、過去の2回の恐ろしい「爪剥がし」の経験から、どうしても足が向かなかったのです。
結局爪を剥がす方向で了承
お願いします。
お医者さまが言うには、爪をつくるための組織が下図でいう、①から④の4か所あるそうです。
④は爪を剥がすとそこにある、爪の床台のようなものだそうです。
お医者様が言う、爪を生えなくするというのは、爪を剥がしたあと、①をそぎ落とし、④の左側をそぎ落とすという事だそうです。
でも、切れたあとはそれなりに痛いよね
たしかに、こんな爪剥がしを8年サイクルでおこなっていたので「もうそのサイクルから逃れたい」という気持ちはありました。
でも少し前に、このお医者様から巻き爪の人の正しい爪の切り方を教えてもらっていました。
さらに、「巻き爪矯正」なるものを最近知ったので、痛い思いをして爪の土台をそぎ落とさなくても良いかな、と思ったわけです。
なので、今回は右足親指の爪を全剥がし、爪の土台そぎ落としなしでいくことに決まりました。
爪剥がしの様子
「こちらを頭にベッドに横になってください」
看護師さんに言われ、横になります。
まず、爪を剥がすまえに局所麻酔の注射を打ちます。
たしか、下図の赤丸あたりに3本くらい打ったように思います。
爪剥がしの施術は、いつも局所麻酔の注射が痛いのです。
「はい、終わったよ段々足の感覚がしびれて、なくなるからね」
たしかに、そんな感覚になっていきました。
でも、今回は完全に麻酔をかけるのではなく、血行を助けるために4分の3くらいの麻酔にしたよ、と言われました。
「えー!! それじゃ痛みがあるじゃん!!」心の中で叫びましたが、まぁ、まさかそんなに痛くなるわけはないでしょう、と思い先生にお任せしました。
しばらくすると、先生が私の患部を持って「痛くないでしょう??」と。
「はい、痛くありません」
「では始めるね、見るかい?」
「結構です!!」
ベッドで仰向けに寝転び、手で顔を覆って身体を硬直させていました。
グイグイ、ゴリゴリ、感覚はしっかりあります。
痛みは感じるところと、感じないところがありました。
ところが、やっぱり痛いです~!!
爪の痛みってなんか、かん高い痛みというか、なんとも言えない感じです。
しぶといのか、なんかゴリゴリやっています。
これは先ほどの図で示した④の爪の土台が、綺麗でないので擦っていたそうです。
「痛いよ~!!」
「はい、終わりましたよ。見てみな」
おー・・・爪がなくなって、真っ赤にそまった親指がそこにありました。
正味15分くらいの施術時間でした。
その後は、看護師さんがグルグルと包帯を巻いてくれて、終わりです。
あ、最後に化膿どめの注射をお尻にしてもらいました!
注意事項としては、原則お風呂はダメ、包帯を濡らさないという条件で、シャワーはOK。
毎日1回、消毒のために通院する事。
処方箋は止血の薬、アレルギーや炎症を抑える薬が2日分、感染症を防ぐ抗生物質、痛み止めが5日分、計4種類の薬を処方されました。
先生から教わった巻き爪の人の爪の切りかた
巻き爪の人なのに、今まで私は切り方を間違っていたようでした。
結局、巻き爪は爪が肉の下に食い込んでしまう現象です。
だから、巻き爪の場合、爪はある程度伸びて、爪が肉の上に乗ってから切るほうが良いそうです。
また、下図のように、爪は直線になるように切っていくのが良いそうです。
そして①と②の角は、深く追いかけて切らない方が良いそうです。
①と②はできれば、切るのではなくヤスリで削るんだよ、と言っておられました。
今後の爪の育ち方が心配という方は巻き爪矯正という手があります。
私のように痛い痛い治療しか、施しようがなくなる前に、矯正についても考えてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
追伸:
爪を剥がしてからというもの、剥がした後の手入れに毎日沐浴をして、薬を塗って、というメンテナンスの為に病院に毎日通っていました。
剥がしてから20日後に、もう沐浴も要らず、爪が生えてくるのを待ちましょう。ということで、2週間に1回の通院になり、仕事では革靴を履くこともできるようになりました。
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