空き家問題とは・・?
なんて話は、ここのページにたどり着いた方には不要な話だと思うので、そそくさと本題に入りたいと思います。
今、日本にジワジワと受け入れられているサービスで、コリビングという仕組みがあるんです。
この仕組みが、空き家問題の解決の一助になるというお話です。
今回紹介するADDressさんのコリビングとはどういったものでしょうか。
ADDressのコリビングという仕組み
ADDressは、今回の仕組みを運営する会社さんです。
ではコリビングとは何でしょう。小さなリビングという意味じゃないことは、お解りかと思います。
コリビングは英語で書くと「co-living」となります。
そうです、共同ワークスタイルの「co-working」とか共同創業の「co-founder」と同じように“共同で暮らす“という意味になります。
ここまでの話から、「そうか、空き家を共同生活、シャアハウスとして貸し出す、という事なんだな」ということが解ってきたと思います。
一応、その通りなんですが、魅力的な仕組みがあるんです。
まずは基本的な仕組みだけ説明すると、空き家の持ち主がオーナーさん、その空き家を借りる人たちが会員さん、仲介してくれる会社がADDressさんです。
オーナーさんはADDressさんに空き家を預けることで、家賃収入を受け取ることができます。
ここまでは、よくある「貸家」の構造です。
ただADDressさんの仕組みは、それだけに留まりません。
空き家を借りる会員さんは、月4万円~5万円程度会費を支払う事で、全国の好きな場所にいつでもどこでも泊まり放題というのが売りなんです。
会員さんは1度に1週間が上限で、一つの拠点(住宅)に滞在できます。
もちろん、それ以上の滞在が必要な時は再度ADDressさんに申請することで滞在が可能となるようです。
オーナーさんは空き家ばかりでなく、居住スペースの1室を提供する方もいるし、使わなくなった別荘など、借家やマンションでなければOKだそうです。
複数の会員さんが同時にシェアして使うケースがあるので、基本的には水回りや共有スペースをリノベーション工事をすることになるようです。
提供した空き家には、ADDressさんが契約する管理人が付きます。この管理人をADDressさんでは「家守(やもり)」と呼んでいます。
家守さんは、隣近所とのコミュニケーションに努めてくれるので、安心して預けることができるようです。
将来浮き上がるであろう空き家の問題は早くから準備しておくのがいい
今は、両親が健在で元気に暮らしている実家の家も、いつ突然空き家の問題を抱えるか解らないものです。
今多いのは、たとえ親が存命であっても認知症によって、自活できなくなるお年寄りが多いことです。
そうなると、施設に預けることになったりで、誰も実家に住まなくなるというケースが出てきます。
認知症の進行の度合いは個人差はありますが、進行の度合いによってはそれまでの時間があっと言う間に来る可能性もあります。
まとめ
周知のように、空き家は放置すると様々な問題を抱えてしまいます。
屋根や外壁が剥がれやすくなり、強風で近所に被害をもたらす事もあります。
空き家に掛かる固定資産税も、6倍に跳ね上がる可能性まで抱えています。。
今回紹介した空き家の使い道ですが、一つの選択肢に過ぎません。
売却や安定的な貸し出し、または駐車場などにした別の利用もあります。
しかし空き家は2033年には今の倍の数にもなると言います。
空き家の利用価値がどんどん下がる中、より多くの選択肢を知っておくと役に立つこともあると思います。
今回紹介したADDressさんに興味を持ったら、サイトを覗いて見てください。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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