期待半分、不安半分な心境でしょうが、当面の住まいとなるアパートはこれからの生活の基盤、エネルギー充電の大切な場となります。
後悔してもなかなか引っ越しとなると、費用と労力がかかるので慎重に選んでいきたいところですね。
とは言え、急な辞令などでアパート探しの時間が十分に持てない方も多いはず。
今回はそんな方にも役に立てるような、アパート探しのチェックポイントを紹介したいと思います。
アパート探しで失敗しないために
家賃の設定
部屋を探す前に、家賃の設定を考えておく必要があります。では家賃って、いくらくらいで考えるべきなんでしょうか。
割安で考えるなら、手取り給与の25%前後で考えます。一般的には手取り給与の30%以内、と言われています。
ただ、これは都内23区と地方都市とでは相場が大きく違うので、一概には言い切れません。
家賃は毎月かかり、節約のしようがない固定費になりますので、予め設定しておきましょう。
1階か2階以上か
一般的に2階以上よりも1階のほうが、家賃が割安です。
防犯上についても2階の方が安全度が高いし、日当たりも良好な場合が多いので人気が高いからです。
1階のデメリットは防犯上の問題の他、2階の足音、生活音が聞こえる場合がある。洗濯物が目線の高さであることです。
しかし、1階は自分の生活音は比較的気にしなくて良いのと、家賃の安さ、出入りのしやすさ(脱出のしやすさ)などのメリットがあります。
2階以上のデメリットは自分の足音や生活音に気を遣ってしまうこと、出入りが1階にくらべて困難(脱出が困難)でしょうか。
メリットは日当たりの障害が少ない、洗濯物がさらされにくい、窓からの眺めが良い?などですね。
あまりに安い物件は次の可能性も疑ってみて
物件の状態はとても良好に見えるのに、どう見ても相場から大きく逸脱するくらいの安い物件があったりします。
そんな時は「何故相場よりも、大きく安くなっているのか?」を直接不動産会社に聞いてみましょう。
それでもはぐらかされたり、歯切れの悪い理由を言ってくるようなら何かを疑う必要もあります。
事故物件の可能性
事故物件とは、一般に事件や自殺などによって入居者が亡くなった部屋を指して呼びます。
この事故物件、基本的に不動産会社は次の入居者に告知義務があるとされています。
これは宅地建物取引業法の『瑕疵(かし)担保責任』という項目で定められているからです。
瑕疵(かし)とは「欠陥」を指す言葉で、事故物件は「心理的瑕疵(かし)」に当たります。
これは気にならない人もいるようですが、多くの人にとってはやはり、気味の悪い感じがします。
告知範囲はその部屋のみならず、上下左右の部屋でそのような事件事故による死亡例があれば、告知しなければなりません。
下のサイトでは検索窓に「心理的瑕疵」と入力すると、正直にそのような物件をあぶりだしてくれます。
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下図のように①「地域を選んで」②「検索窓に『心理的瑕疵』と入力して検索」すると、詳しい内容までは表示されないものの、調べることができます。
但し、いわゆる事件・事故による死亡が理由の事故物件以外にも、指定暴力団事務所が近くにあるとか、嫌われるような施設が近くにある、という場合も「心理的瑕疵」と表記されるので、どのような内容かまでは、把握できません。
また、事件・事故があってその後に入居者が入ると、その入居者の次からは告知しないケースが多くあるようです。
このことを逆手にとって、「事故物件に数週間だけ入居してもらう」というアルバイトまで存在するとか・・・
そこで、下記のサイトでは過去の事故物件をも掲載していますので、気になる人は参考に。
近隣の人間関係の可能性
これは、隣や上下階の住人にクセ者やクレーマー、マナーの悪い人が住んでいる可能性です。
これはなかなか、調べるのも困難になりますが、度が過ぎれば「心理的瑕疵」にあたる案件ですので、不動産会社に問い合わせはしてみるべきでしょう。
日当たり、湿気、異臭、騒音の問題の可能性
日照時間の問題や、近くに工場があり夜になると異臭が漂うなんてことはよくある話です。
騒音も近くに線路、幹線道路などがなくても、深夜になると目の前の建物が若者のたまり場になっていて騒がしいなんてケースもあり得ます。
湿気は壁紙のチェックをしましょう。壁紙が微妙に浮いていたり剥がれている箇所が数か所あれば要注意です。
一人暮らしの生活と照らし合わせる
これは初めての一人暮らしだとビジョンを持つのは簡単ではないかもしれませんが、ある程度の予測をもって考えましょう。
例えば、一人暮らしを始めるにあたって自炊はするのか、外食や弁当ですませるのか。
洗濯は部屋干しでも平気か、絶対外に干したいのか。
都内など都会なら駅からの距離が重要ですが、地方なら電車よりも車やバイクが重宝するので、ショッピングセンターやスーパー、コンビニに近い方が住みやすいなど状況も変わってきます。
部屋探しの時間がない人は賃貸不動産サイトを利用する
言うまでもありませんが、物件は最終的には実際に足を運んで、自分の目と感覚で見極めることは必須です。
しかし実際に足を運ぶまでもない物件も多数ある訳で、ある程度の「気になる物件」を予め抑えて置くだけでも、効率よく物件を見て回る事ができます。
以下のサイトは全て無料で登録、物件探しができます。
サイト的にはお金は、決めた物件の不動産からマージンをもらう仕組みになっているので、登録者は一切お金を支払う必要がないので安心です。
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まとめ
実際に足を運んで、不動産会社の方と面と向かうと聞きづらいことが聞けなかったりするものです。
でも上記の不動産探しのサイトは、物件を持っている不動産会社ではなく、いわゆる仲介会社です。
まして活字でのやりとりなので、聞きにくいことも聞けるのではないでしょうか。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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