住まいはフットワークが軽い賃貸と資産になる購入 あなたはどっち派? | Tekutekuスタイル

住まいはフットワークが軽い賃貸と資産になる購入 あなたはどっち派?

土地/住宅

ときどきテレビ番組でも取り上げられる、マイホームと賃貸住宅どっちが良いか?という論争。

なかなかどっちがいい、という結着はつきません。

もちろん、それはどちらも一長一短があるからですね。

 

では、双方にどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

 

賃貸住宅のメリット デメリット

賃貸とひと口に言っても、アパートや賃貸マンション、賃貸の戸建てや借地の住宅など形態はいろいろです。

この中で借地の住宅とは、器(建物)は自分の物件でも地代を支払っている、というケースで、ここの記事では除外します。

賃貸住宅のメリット

賃貸住宅の最大のメリットは、フットワークが軽いということですよね。

人生は年々長寿となってきています。

その長い人生の中で、いつ何どきその地を離れなくてはならない事情が降りかかってくるかも解りません。

もちろん、そこが住み慣れて人の繋がりも定着されて、更にその生活に満足していればその地を離れるなんてしたくはありません。

でも、思いもよらない天災によって、または転勤や転職など仕事の事情で、結婚・離婚・再婚で・・。

それ以外にも世の中には様々な事情で、住み慣れた土地を離れる人は沢山います。

そんな時には賃貸族は身軽です。

サッサと次の新天地でまた賃貸を見つけて「この前はアパートだったから、こんどは賃貸の戸建て住宅にしよう」とか言って、引っ越しを楽しむ人さえいるでしょう。

 

また、マイホームを構えると、近所付き合いは根を下ろして行なわなければなりません。

自治会への参加、自治会の行事や役員の持ち回りなど結構大変です。

しかし賃貸族は、その点も希薄な付き合いで済むケースが往々にしてありますからね。

 

ご近所トラブルも最近は、ニュースやワイドショーで多く見かけますが、マイホーム族と違ってそんなトラブルに見舞われても、サッサとさよならしてしまえます。

ストーカーからの雲隠れも、マイホーム族よりは容易です。

 

身軽な分、色々な土地を人生の中で居住することができるし、部屋も様々な気分転換もはかれますよね。

金銭面でのメリット

金銭面では、初期コストがマイホームに比べて少ないことでしょう。

敷金、礼金、前家賃、不動産仲介料、火災保険料、連帯保証人を立てない場合は保証金、引っ越し費用などのコストがかかりますが、およそで家賃の4~6倍、数十万円が相場でしょう。

賃貸住宅のデメリット

賃貸住宅は大前提として、他人の持ち物という事があげられます。

それゆえオーナーの許可なくリフォームや、ちょっとしたDIYとかも原則することができません。

 

賃貸のメリットとされる身軽さですが、裏を返してみれば、その都度お金がかかるという側面もあります。

身軽に住み替えれば、その度に「引っ越し費用」あらたな敷金、礼金などの「初期費用」がかかります。

また、子供の数が増えたりすると、それだけ広いスペースが必要になり、家賃の高い住宅に引っ越しをせざるを得ない事態になりかねません。

賃貸住宅はオーナーの設けるルールに従い、暮らしていかなければならないという面もあります。

ペットの制約や家賃の増減、更新サイクルもその例となるでしょう。

金銭面のデメリット

先にもあげた、住み替える度にかかる引っ越し費用や初期コストが挙げられます。

また一生賃貸という事は、支払いはエンドレスに続きます。

マイホームであれば、いつかはローンが終わります。(税金はかかりますが、家賃にくらべれば大したことではありません)

住宅ローンでは「三大疾病にかかるとローンが終わる」というものが増えていますが、賃貸だとどんな病気にかかろうと、家賃が免除されることはありません。

マイホームのメリット デメリット

以前なら「夢のマイホーム」とか「いつかは城をもつ」なんて、一世一代の大仕事、国民みんなが目指すゴールのような印象があったマイホームという響きですが、昨今は少し事情も変わってきています。

そんなマイホームの魅力と問題点を見ていきます。

マイホームのメリット

物件は、ローンが完済すると自分の資産となります。

そのことから、マイホームを持つと「自分の城」「我が家」という実感が込み上げてきます。

もちろん、近所迷惑にさえならなければ、大抵のリフォームも自由に楽しめます。

 

家族設計に添った住宅を考えて購入、オーダーをするので住み替えの心配が要りません。

金銭面でのメリット

住宅ローンは、いつかは完済します。

よく賃貸の費用との比較で「50年住み続けたら」なんて想定で試算されますが、日本は年々長寿の傾向にあります。

80歳、90歳になっても家賃を支払い続けるのは、困難になるかもしれません。

住宅ローンでは条件によっては、三大疾病などにかかるとローンが終わるというケースすらあります。

老後のことまで考えるとメリットは大きいですね。

また、住宅を資産として考えれば、子供たちに残してやれるメリットもあります。

 

マイホームのデメリット

賃貸住宅のメリット「フットワークの軽さ」と対照的に「身動きが難しい」という点です。

念願のマイホームを手に入れた途端に移動命令がかかり、やむを得ず単身赴任をした同僚もいました。

近所に”いじわる爺さん”や、”騒音おばさん”、近所トラブル、ストーカー被害などあっても、そう簡単には住居を変えることができません。

 

また、近所の付き合いも濃密になってきます。

自治会への参加、地元の行事や役員の持ち回りは、逃れることができません。

また、住宅ローンを抱え込むことによって、転職などの人生の大きな転換期がきても中々思い切った行動が出来なくなるものです。

「住宅ローンがあるから、会社は辞められない」なんてセリフ、誰でもどこかで聞いた事があるのではないでしょうか。

金銭面でのデメリット

「頭金なしの住宅ローン」もありますが、大抵の場合は頭金をふくめて数百万円の初期費用がかかります。

賃貸住宅に比べて初期コストは、大幅にアップします。

また、住宅ローンに加えて「固定資産税」や「火災保険」「地震保険」と賃貸よりも高額なコストが掛かってきます。

さらに10年から15年に一度は外壁のメンテナンス費用をはじめとした、維持管理費が必要になってきます。

維持管理費が少ない品質の物件を求めれば、初期費用が増してきますので、その分がローンの圧迫につながってきたりします。

まとめ

 

およそ50年とか、スパンを区切って試算するとマイホームも賃貸もそれほど大きなコスト差はなくなります。

でも「生涯住み続ける」を考えると、長生きした場合に「いつかは完済する」住宅ローンで購入した方が、安くなるのは事実のようです。

また、三大疾病で返済が免除になる住宅ローンにした場合、そのような事態に陥ったとき家族への負担は最小限に抑えられるのもマイホーム購入の強みです。

例えばもし癌になってしまったときには、治療にかかる金銭的負担と仕事への影響を考えると、賃貸家賃を支払いながらは困難と予測できます。

 

しかし、それぞれにメリットとデメリットはあるもので、人それぞれのライフプランにそった選択が一番でしょう。

 

私個人的には「マイホーム派」です。

 

賃貸にするか、購入にするかはあなた次第!

 

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