買ったばかりの激安サップボードですが、前回は海に出てもとうとう立てる事が出来ずじまいで終わってしまいました。
1年前にサップの体験講習を受けていたので、立ち位置や立ち方も教わっていたし、その時はちゃんと立ってパドルを漕いで、直進したり曲がったりして楽しめました。
でも1年ぶりにやってみると、自分でもビックリです。情けない程立てません。
この記事で書いたように、僕のSUPでの夢は「サップフィッシング」をすることです。
サップフィッシングなら終始座ってやっても良いのですが、せっかくMYボードを用意して「立てない」っていうのも格好悪い気がしますし・・
そんな訳で、サップフィッシングはお預けで、しっかり立ってボードを操ることが出来るように練習してきました。
SUPで「立てない」には理由がある
立てなかった理由はこのように自己分析していました。
結論から言って、これを直す事で感覚を取り戻して立てるようになったんです。
それも再チャレンジに出かけて、1発目からです。
初日にあんなに苦労したのに、この事を意識した2日目は、初めからよろつくことなく、立って漕ぐことが出来ました。
それでは1つづつ解説していきます。
足がガニ股気味で、足の外側に力が入っていた
僕は普段からガニ股気味の歩き方で、靴の底もいつも外側からすり減っていくタイプです。
そのせいか、サップでも立とうとするとどうしても足が外側を向いてしまうんです。
すると重心は、足の外側になってしまいます。
立つことで、身体の重心も高くなり不安定さを増します。
そこで重心が外へ逃げているので、均等を失ってしまいグラグラとボードが揺れ出していたんです。
そこで、今回は意識的に「内股気味」にしました。そして重心も親指とその下あたり、内側に重心を置きました。
これは多くのスポーツでも、基本的な重心の取り方ですね。
そして膝を軽く曲げて、柔軟な体制にします。
立ったあと、身体を安定させてからパドルを漕ごうと踏ん張っていた
サップボードは止まっているより、進んでいた方が安定します。
これは自転車もそうですよね。
自転車で止まっていて、両足を浮かそうとすると普通の人は立っていらせません。
ペダルを漕いで前へ進んではじめて安定します。だから足を地面から離せるんですよね。
サップも同様です。立ったらとにかくパドルを漕ぎましょう。
考えるより漕ぐです。
すると何とかなるものです。
ボードの空気の入りが少なかった
これは直接、立てなかった理由になるかは解りません。
空気の入れ方が間違っていたのは本当なので、もしかしたら関係あるかな??ってとこです。
空気は普通に浮き輪や子供用のイルカボートのように、「満パン」な”見た目”になったところで勝手に「OK」としてしまっていました。
空気入れにはメーターが付いていて、説明書によると12~15psiが推奨とのことです。
しかし、ボードは(見た目)満パンなのに、メーターは「ゼロ」のまま。
「こりゃメーターが壊れてるんだな・・」とか「他にこのメーターの正しい使い方があるのかな・・??」なんて思っていました。
でも結局「メーターゼロ」の不思議は放置して、やり過ごしていました。
しかし、調べたところ解ったんです。
空気は一見「満パン」になったところから、やっとメーターが降り始めるんでした。
だから「見た目満パン」がスタートラインです。
そこから空気入れのポンピングはどんどん硬く、重くなりますがそれを超えて入れていくんですね。
写真の内側、赤いメモリがpsiです。
これを12psi入れてみると、流石にボードはパンパンに硬くなりました。
ボードが柔らかいのと硬いのでは、硬い方が安定すると思いますね。
以上が前回立てなかった理由ですが、これを克服や、改善することで1発で立てるようになりました。
ちなみにサップは筋肉の付き方のちがいで、男性より女性の方が立つのに有利だそうですよ。
SUPボード再乗船の手こずりも克服
前回の記事でも書きましたが、今回購入したサップボードは「インフレータブル式」といって、中に空気を溜め込んで浮かせる為、厚みがあります。
僕のボードは15cmの厚みです。
この厚みが一度落水してから、這い上がるのになかなかの苦労をさせてくれるのでした。
前回も「這い上がれなかった」ということはなかったんですが、去年の体験講習のときに比べるとかなり再乗船に苦戦したという感じです。
体験講習で借りたボードは厚みも薄かったので、「よいしょっと!」くらいで楽に這い上がることができました。
で、調べた結果「ボードの後方から斜め前に向って這い上がる」というのがベストということでした。
それを今回実践したところ、そうですね・・・
前回よりは断然に、楽に這い上がることができました。
ライフジャケットを着ていると、腹をボードに乗せるのに苦労していたのですが、中央より少し後ろ側にあるDカンを掴むことで何とか克服できています。
下の写真でいう緑の丸で囲んだDカンです。(写真は上がボードの後方です)
まとめ
基本的にだれでも直ぐに立てて、簡単に乗りこなせるSUPです。
そんな謳い文句が躍るほどお手軽感があり、最近ではお値段もグンとお手軽なものが多くなり、僕のように不用意に手を出して覚束なさを感じる方もいるのではないでしょうか。
僕の場合、講習は受けたのですが、1年経つと細かい指導までは忘れてしまうものですね。
この記事が、誰かのお役に立てれば嬉しいです。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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