母の日が終わると1ヶ月先には父の日が待っています。
父の日は毎年6月の第3日曜日ですが、忘れてしまう人は少なくないようです。
母の日に比べると、今一つ盛り上がりに欠けるというか、マイナーというか・・・
そもそも父の日というのはどんな風に生まれたのでしょうか?
父の日はこうしてできた
日本の父の日も母の日と同様にアメリカから輸入され、両国は同じ日に制定されています。
ですので、ルーツはアメリカにあります。
アメリカで初めて父の日の祭典が行われたのは、1910年ワシントンに住んでいたブルース・ドット婦人によってでした。
ドット夫人は6人兄弟の末っ子で、早くから母を亡くしていました。
父が働きながら家事をこなし必死で6人の子供たちを育て上げるのを身近で見てたのでした。
そして、父は再婚することもなく子供たちが立派な大人に育つのを見届けてから亡くなりました。
そしてドット婦人は「母の日」があるのに「父の日」が無いのはおかしい!と牧師協会に嘆願します。そして父の日は地元の祭典として行われますが、6年後の1916年当時のアメリカ大統領がドット婦人の地元を訪れ、父の日の祭典で父の日について演説をし、正式に認定されました。
ちなみに、6月というのはドット婦人のお父様の誕生月だそうです。
日本では1950年あたりから広まり始めましたが、ポピュラーな行事となったのは1980年代になってからというのですから最近ですね。
父の日のシンボルは
母の日は赤いカーネーションというシンボルがありますが、父の日のシンボルって知っていますか?
日本では毎年その年の「ベストファーザー」を選び「イエローリボン賞」を送っている団体、日本ファーザーズ・デイ委員会が「父の日黄色いリボンキャンペーン」という運動を行っているので、「黄色いリボン」がシンボルとして位置づけられています。
では母の日のような花のシンボルはあるのでしょうか。
実はきちんとは決まっていないようです。
しかし、先述したドット婦人が亡くなったお父様の墓石の前に白いバラを置いた事からバラが代表的な花となっているそうです。
またアメリカでは父の日が制定されて間もない頃、YMCAの青年が「健在するお父様には”赤いバラ”、亡くなったお父様には”白いバラ”を身に付けて祭典に出席したことから、
① 健在するお父様 赤いバラを送る
➁ 亡くなったお父様 白いバラを送る
という風習もあるようです。
日本ではやはり”黄色いリボン”の影響があり、黄色いバラが最もポピュラーなようです。
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贈り物考察
「母の日のプレゼント 毎年マンネリにならないよう考えるのに疲れてしまった人にチョットしたヒラメキ」でも書きましたが、贈り物は形に残るものもいいですけど貰って困るケースというのもしっかり考えていきたいところです。
贈る側が所帯を構えていると、1年を通してそれぞれの両親には父の日、母の日、それぞれの誕生日、お歳暮、お中元、孫が居れば敬老の日など・・
それぞれに形に残る贈り物をしていては、置き場にもこまってしまいます。
そして捨てるに捨てられないという。
そこで、やはり消耗するものなどは如何でしょうか。
例えばお酒や食べ物も良いし、近くに住んでいるなら食事に誘い普段はあまり行かないような特別なお店に行くなど・・
また、消耗すると言えば身に付けるものもよいですね。
洋服やネクタイは定番です。また徐々に暑さが増す時期なので機能性下着は喜ばれます。外からは見えないのでお父さんの趣味嗜好と合う合わないは気にせず贈れるのと、肌身に触れる事から小さな娘などから贈られると嬉しいものです。
肌身に付けると言えば、iPhoneケースや交通系ICカードを入れるパスケースも良いですね。
下のサイトは4,900円でオリジナルの本革パスケースをオーダーデザインで作り、名入れも注文できます。
覗いて見ているだけでも面白いサイトです。
父親として個人の意見ですが・・
娘がネットで「フグの刺身」を贈ってくれたことがありますが、嬉しく美味しく頂きました。その時一緒に盛られていた大皿があるのですが、その皿に名前が焼かれていて感激しましたね。
名入れの湯呑みを貰ったこともありますけど、意外と勿体無くて使いません。
子供なりに色々考えて贈ってくれたことを思うと、嬉しいのですが使えないのです。
でも着るものや身に付けるものは徐々に消耗するという意味で、何故か使えるのです。子供の想いを身に付けているようで嬉しいのです。
まとめ
母の日と同様、年に1回の父の日もやはり「感謝」を伝えられることが一番の趣旨です。
贈り物は本来はその意を伝える手段でしかありません。
それでもあげる側は毎年同じでは芸がないし考えてしまうものですよね。
消耗するものであれば何年かづつローテーションサイクルで回してもいいかもしれません。
親は生きているうちに孝行したいものです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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