先日、高校時代の同窓会に出席してきました。
同窓会「あるある」ですが予想を上回る程みんな進化というのか退化というのかは解りませんが、見事な変わりっぷりでした。勿論、私もそうなのでしょうけど。
あっという間に皆も私も高校生に意識が戻り、呑んで笑っての非常に楽しい時間を過ごす事ができました。私たちは40代のオジサン、オバサンなワケですが、中には結婚未経験の独身者もチラホラいます。
その中で婚活に意欲的な友人がいます。
婚活をしているだけあって見た目は同年代の中でも若々しい雰囲気もあります。とても優しくいい奴で高校の時も人並みに彼女もいたしなんら変わったところはないのです。
その友人とは今でも同窓会に限らずよく会う機会があるので婚活に精を出していることは重々承知でした。
でもその婚活期間は私が認識しているだけでももう7、8年は続いているでしょう。なんでこんな良い奴でアップテンポでアクティブな性格の〇〇がなかなか実らないのだろうといつも思っていました。
「結婚を決断しない男たち」で書いたような絶食系などではなく、パーティーに参加したりバイクチームに入って仲間ともワイワイしています。
なぜ良い人と巡り合わないのだろうかと本当に不思議でした。でも同窓会での彼の会話を見ていて「もしかしてこれかも」と思ったのです。
これから続く記事の内容のような事は彼には指摘などしていません。上から目線ですから。
それで私の自由研究の場、発言の場であるこのブログで書いて私の心に出来た不完全燃焼を燃焼させて頂くことにしました。
聞き上手こそ大人の会話術
ズバリ異性から好まれる(同性からもですが)会話の運びは聞くが6割の会話術です。
これは絶対の法則です。
あなたが男性、相手が女性ならなおさら、その逆にあなたが女性、相手が男性でもです。
同窓会で見た私の友人は8割から9割ズッ~ト自分が話をしていたのです。
では何故「聞き上手」がいいのでしょうか。
それは誰もが自分の話を聞いて欲しいと思っているのです。
女性も男性もです。そして人は自分を理解して共感してくれる人が大好きなのです。
しかし、現実には自分の話をきちんと聞いてくれる人というのは少ないものなのです。だからそんな人と出会えたら人はその人に交換を持つものです。
キーワードは「聞く」「理解する」「共感する」です。
でも時には間違っていること、おかしいことは指摘して欲しいしその方が相手のことを考えていることになるでしょ?と思うかもしれませんね。
それは会う回数を重ねて自分に対しての信頼や安心感(ラポール)を築いてからでいいのです。先ずは「聞く」「理解する」「共感する」を心がけましょう。
「聞く」のコツ
話の聞き出し
聞き方のコツというより相手を「話させる側」に回ろうと考えます。
もっと言うと自分の話したいことを構わず話すより相手の事や考え、価値観を引き出して話題にすると自然に相手の好きな話題になりやすくなります。
すると「では質問をしていけばいいの?」と思いますよね。
質問も有効ですがそれだけではありません。
相手の持っているものや服装についての印象を語りだしてもいいでしょうし、自分の身の回りに起きたハプニングや出来事を話して「同じような体験話」など引き出してもいいです。
相手の観察の中から話題を拾ったり、日常体験あるあるなどは相手の話を引き出す会話にさせ易いです。とは言え、あまり難しく考えてもかえって会話のリズムが掴めなくなるかもしれません。
年齢を重ねると誰でも話題の引き出しは多くなるのでしょうけど、自分の引き出しより相手の引き出しを開けさせる心がけを持つと良いです。
ペーシング
話題が上手く掘り起こせたら次の心がけは「ペーシング」です。
せっかく相手が好む話題にできたのに「気持ちよく話ができない」とならない為に、逆に気持ちよく次から次へと話を展開させて貰うためにも必要な心がけです。
ぺーシングとは相手と会話のリズム、声の大きさ、話しての裏側にある気持ちのテンションなどのペースを合わせる事です。
特にテンションはポジティブな話題なら相手より一枚上のテンションで、ネガティブな話題なら一枚下のテンションで聞き役に回ると良いです。
「理解」のコツ
ここで言う理解というのは「自分の話を真剣に聞いてくれている」との姿勢を見せる事にあります。例えば所々の話や言葉に対して「それって〇〇って事?」「でも〇〇って重いよね、一人で運んだの?」など確認を含めた質問をしたりして行きます。
バックトラッキング
バックトラッキングとは所謂「オウム返し」の事です。話の内容だけでなく、感情の表現が言葉に出たときなど、時たまオーム返しを挟むのです。
また話が複雑な時や長くなった話を途中で完結に要約して「〇〇が先に着いてて△△が来た時には◇◇はポケットにあったんだよね」と話を整理するような合いの手を入れる事もバックトラッキングとなります。
相槌を打つ
相槌を入れる行為は相手からすると「チャント話を聞いてくれている」と安心感と親近感が生れます。
そして相槌は言葉だけでなく頷きや表情、手を叩くなど非言語コミニュケーションを織り交ぜて行うと効果が増します。
笑いを入れる
ユーモアのセンスにもよりますが笑いというのは人と人とを一気に親密にします。笑わせるのが苦手なら自分が笑えばいいのです。但しここでもぺーシングが必要です。
笑いのツボが同じ方がいいです。オジさんにありがちですが、自分の冗談に自分で笑って相手を置いてきぼりにする会話運びは最悪です。
でもこれ、女性の人にも見かけるパターンです。
「共感」のコツ
ここで言う共感とはその人の話や感情を「その通り」とアピールする行為です。
共感をアピールして相手の満足を満たす
「それはそうだよ~」「大変だったね」などの共感をアピールするフレーズには応援のメッセージも暗黙に含まれます。そして相手は自己肯定感を満たされて満足します。
また、ここでもぺーシングをしっかり行います。喜怒哀楽を一緒に行います。
話の内容に対して話し手と聞き手の温度差がありすぎると話しては「共感してもらってない」と不安に感じます。ただし、相手の話の内容が心配事などの時は逆に同じペースにならずに「そんなこと心配いらないよ」と毅然に言ってあげることも大切で、共感は逆効果になる事も多々あります。
「そんなことないよ」と言って欲しい時もそうですよね。その辺の見極めは大切です。
誉め言葉を入れて共感する
更に効果的なのは褒め言葉を散りばめながら共感すると相手の満足指数はドンドン上がります。そこでチョッとしたコツを紹介します。
★ 「自分だったら〇〇だよ」を「普通の人だったら〇〇だよ」にする
〇〇の部分は「耐えられない事」「気付かない事」「パニックになる所」など色々考えられますが、前者は自分と比べているのに対して後者はあなたは「普通の人以上」=「凡人じゃない」というメッセージが含まれています。
★ 「年齢より若く見えるね」より「よく年齢より若く見られるでしょ」
「優しいね」 より「よく優しいって言われるでしょ」
これも前者は自分から見てばという限定的な感想になり、後者は「誰から見てもそう写っているよ」というメッセージが入ります。
★ 男を操る「さ・し・す・せ・そ」
「さ」 「流石!」
「し」 「知らなかった~」
「す」 「凄~い」
「せ」 「センスいいね」(服装・趣味・プレゼント・話題・連れて行ってくれた店など)
「そ」 「そうなんだ~」
NGなケース
話題は次々と引っ張り出さない
話題はあまり意識して頻繁に変えるより、できれば1つの話題を長く持たせる事が会話を長く持たせるコツです。
1つの話題を元に自然に広がるのに任せるのがベスト。
理解して共感したつもりが・・
理解すると自分の意見や見解を話したくなります。それを言うこと自体は悪くありません。
でもそこに落とし穴があります。
それはついつい自分の話にすり替えてしまうという事です。人は起承転結で話を進めていきたいのです。
それを相手が話のクライマックス「転」の直前や落ちである「結」に入る手前で話を持って行かれたら話しては一気にシラケてしまいます。
「この人に話してもダメだ」「この人とは話が合わない」など思われかねません。
これは話のプロでもある夜の酒場のお姉さまにもこういうタイプが居ます。
最後にオチを用意して話を進めていくと途中で話の腰を折られ、あげくに話を横取りされていつの間にか違う話題になんてことがあります。
まとめ
「異性との会話」すなわち自分に好感をもってもらえる為の会話の運び方として記事を書いてみました。ここでは少しのテクニック的な事柄も書きましたが、大事なのは相手の満足度を上げることを一番に考える事です。
会話に限らずその姿勢を持っていれば自ずと何らかの収穫があるというのが私の信条ですので。
あとここで面白い出会いの場を見つけたので紹介しますね。
数千円の参加費は掛かりますが友人同士で気軽に参加できる婚活パーティーサービスです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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