今回の説明は、Windows10向けの対処法です。MacやWindowsでもXPなど別のOSの方にはお役に立てません、すみません。
タイトルに書いたように、不要ファイルを消してもどうにも重くて困るとか、「あー、このファイルは捨てるには勿体ないけど・・しょうがないのかなー」と未練の残るファイルまで消そうと思っているなら、消してしまう前に試してみてください、結構効果ありますから。
パソコンのポテンシャルを引き出す
以下の方法は、パソコンを購入時の設定のセーブ状態から、リミッター解除の状態にしてあげる方法です。
手順は初心者向けに説明しています。
リミッター解除 操作手順
1.コントロールパネルを開く
パソコンの左下にある「Windowsキー」を押してから、歯車の形の「設定ボタン」を押します。
2. システムを選ぶ
3. 電源とスリープを選ぶ
4. 電源の追加設定をクリック
ウィンドウの右側を下にスクロールすると、「電源の追加設定」が現れます。
5. プラン設定の変更をクリック
下図のような、新しいウィンドウが現れます。
6. 詳細な電源設定の変更をクリック
7. プロセッサの電源管理をクリック
これも、新しいウィンドウが現れるので、下にスクロールします。
「プロセッサのアイドル無効をクリック」すると、下に次のように出てきます。
(もし、この「processorのアイドル無効をクリック」の項目がなければ、こちらを先に参照してください)
バッテリ駆動:アイドルを有効にする
電源に接続 :アイドルを有効にする
これは、パソコンを購入した時の状態のままになっているモードです。
「アイドルを有効にする」というのは、「省エネモード」になっているということです。
省エネモードということは、パソコンはフルで仕事してないのです。
余力を残しています。
だから下図のように「電源に接続」の時には、フルに働いてもらうように「省エネモードオフ」、すなわち「アイドルを無効にする」を選びます。
電源から切り離し、バッテリーでパソコンを使うときは、この状態だと省エネモードですが、そういう時もフルモードにしたい方は「バッテリ駆動:アイドルを無効にする」に変えてください。
9. 最小のプロセッサの状態値を変更する
バッテリ駆動:50%に変更電源接続 :100%に変更
最大のプロセッサの状態は、購入時の状態でいづれも100%となっていると思います。
これで、Windows10は以前より大分サクサクして来たのではないでしょうか。
もしも「プロセッサのアイドル無効」が表示されなかったら
パソコンによっては「プロセッサの電源管理」をクリックすると、「プロセッサのアイドル無効」が表示されていないケースがあります。
その時のやり方です。
10. メモ帳を出します
「Windowsキー」→「Windowsアクセサリ」→「メモ帳」と出します。
11. 下のコードをメモ帳にコピペする
下枠の中のコードをコピーして、メモ帳にペーストしてください。「Wから0迄です」
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\54533251-82be-
4824-96c1-47b60b740d00\5d76a2ca-e8c0-402f
-a133-2158492d58ad] “Attributes”=dword:00000000
12. 名前を付けて保存
メモ帳の左上「ファイル」→「名前を付けて保存」
好きな名前で保存してください。お勧めは後で見ても何のファイル解るように、「processor.txt」や「idol.txt」または、「w10sakusaku.txt」とか、好きな名前をつけて、好きな場所に保存してください。
好きな場所が解らなければ、デスクトップに保存してください。
今回の例では、デスクトップに「processor.txt」の名前で保存したとします。
13. 「processor.txt」を「processor.reg」の名前に変更します
「processor.〇〇〇」の「〇〇〇」の部分を拡張子と言います。
それを「txt」から「reg」に変えます。
やり方はメモ帳のアイコンを右クリック→「名前の変更」を選んで変更します。
するとメッセージが開きます。
そしたら、「8. プロセッサのアイドル無効をクリック」の操作を行ってください。
動作が遅い原因は、メモリ不足がほとんど
パソコンの動作が重い、遅いなどの原因は、ほぼメモリの空き容量不足が考えられます。
ここで、メモリとは??という根本的な話をしてみます。
よく例えられるのが、料理の話です。
パソコン用語 | 料理に例え |
CPU | 料理人の腕・スピード |
メモリ | まな板の大きさ |
ストレージ(HDDやSSDと書いてあるやつ) | 冷蔵庫の大きさ |
上の例えの他、メモリは机の大きさ、ストレージ(ハードディスクなど)は、引き出しや書庫に例えられます。
つまりメモリ不足とは、作業する量にたいして、作業台が小さい状態です。
魚をおろしているまな板で、サラダを切っていたり、肉をスライスしていて、まな板がひしめいている状態です。
さらに冷蔵庫にしまったはずの鶏肉が、まな板の上に出ているが気付かない、なんて事もあります。
なので、次の手順でメモリの作業を閉じて、まな板の空きスペースを広げましょう。
➀ 「Ctrl」と「Alt」、「Delete」キーを同時に押す
➁ 「タスクマネージャー」をひらく
➂ 「詳細表示」を選ぶ
➃ 「メモリ」が100%に近いほど、メモリ不足の状態
➄ 「バックグラウンドプロセス」が表示しているタスクを右クリックし、「タスクの終了」を選ぶと、選んだタスク終了し、メモリの空き領域は増える
➅ タスクによっては、作業が未保存のままシャットダウンしてしまうので注意して行う
※今、使用しないタスクのみ選んで「タスクの終了」を行う
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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