テレビを観ていて、良く耳にする「リベラル」や「保守」ですが、その意味って何だろうと薄々思いながら、テレビ鑑賞している人は多いのではないでしょうか。
そこで、リベラルの意味を調べてみると、「自由なこと」「自由主義」と出てきます。
でも、ネットやSNSでは「リベラル主義な人」への誹謗中傷を数多く見かけます。
なぜ「自由なこと」や「自由主義」な人が誹謗中傷を受けているのでしょうか。
今回は、その疑問を紐解いて行きたいと思います。
リベラルとは?保守とは? リベラルの意味「自由」が何で嫌われる?
「リベラル」の対義語として、世間では「保守」という言葉が顔を出します。
ニュースでよく聞く「リベラル派」と「保守派」の構図ですね。
2大政党が上手く機能しているアメリカの例でみると、こうなります。
共和党 | 保守 |
民主党 | リベラル |
ということで、「リベラル」と「保守」の違いから見ていきましょう。
リベラルとは国より個人が優先の考え
リベラルは「自由なこと」「自由主義」という意味がありましたね。
つまり政治でいえば、国の利益より、個人主導の利益を優先して考える思想です。
国民の団結よりも、国の都合よりも、個人の自由とか個人の都合で生きていけば良いじゃん!的な発想です。
リベラル派と保守派がよく衝突する話題と言えば、自衛隊の海外派遣や活動のトピックです。
保守派は、国としての在り方や、国が抱える情勢を考えて是非を問う一方で、リベラル派は国民心情を考えて是非を問います。
政治の分野では、このようになります。
会社でも似たような構図の対立はあります。
会社の経営者側と、労働者側です。
会社の経営者は会社の都合を第一に考えをめぐらしますが、労働者側は個人の都合を第一に考えます。
労組VS経営陣の構図です。
保守とは個人より国が優先という考え
「リベラル」に対当するのが、「保守」となります。
保守は国の存続を優先したうえで、個人の自由を考えるべきという思想です。
保守を色濃くするとナショナリズムになりますが、国の発展や存続があってこそ個人が幸せに暮らしていけるという考えです。
人は集団で暮らしていくので、先ずはその集団を守ろうよ!という意味になります。
単刀直入に言うと、国の方が個人の自由より大事という考えです。
他国に攻め込まれたり奪われてしまえば、個人の自由も奪われるからです。
リベラルの意味が「自由」から「平等」へと変化
リベラル主義というのはイギリスで生まれました。
当時のイギリスは「保守」と「リベラル」の2大政党でしたので、意味を対比させるとこうなります。
当時のイギリスの2大政党 | リベラル / 保守 | 意味 |
保守党
Conservative Party |
保守 | 国家を尊重 |
自由党
The Liberal Party |
リベラル | 個人の自由を尊重 |
この頃のリベラルはその名の通り、自由主義で大いに発達しました。しかし、その後イギリスで産業革命が起こると、国民の間で貧富の格差が生まれました。
そこで、貧しい人々を救おうと生まれたのが「社会主義」です。
社会主義の本質は「平等」ですね。
ちょうどその頃、世界では大恐慌が起こります。
すると2大政党の構図はそのままで、リベラルの意味がこのように取って代わってきました。
当時のイギリスの2大政党 | リベラル / 保守 | 意味 |
保守党
Conservative Party |
保守 | 国家を尊重 |
自由党
The Liberal Party |
リベラル | 国民の平等を尊重 |
このようにリベラルの本来の意味である「自由」から「平等」へとニュアンスがすり替わっていきました。
しかし「自由」という精神は、誰からも好意を持たれやすい思想です。
今もリベラリストは、「自由」を声高々にあげてはいます。
ここで、社会主義とリベラルが握手したのです。
なんか解ってきましたよね、見えてきましたね・・
今の日本のテレビ局や新聞社の「リベラル化」
上写真出典:https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0118/jc_190118_2529400596.html
リベラル化と題したのは、リベラルは「国より個人の自由が優先という考え」と前述しました。
その意味です。
多くのメディアでは、テレビ朝日やNHKは「反日」と言いますが、反日報道も「国を壊す」、リベラル報道も「国民の意識からナショナリズムを弱体化させる」という意味で同じです。
日本人から「国に対しての想い、愛国心、忠誠心」を奪う、劣化させる、希薄にさせようとする動きが見て取れます。
もしも会社員たちが、みんなで自分の都合と権利ばかりに興味がいって、会社が傾こうが赤字を出そうが気にしなくなるとどうでしょう。
会社はおそらく早々に潰れていくでしょう。
この厳しい競争社会はそう甘くありません。
でも、普通なら会社が傾いたり赤字を出し始めたら、まじめな社員が多ければ身を粉にして頑張るのではないでしょうか?
(さっさと転職する人も、もちろんいるはずですが)
でも、もしも会社員たちが自分の会社が傾いていること、赤字を出していることを知らなければどうでしょう?
会社員は相変わらず、自分の好き勝手放題で会社のことなんか誰も考えなくなり、やはり会社は突然潰れるでしょう。
日本人の気質はまじめです。
上の例で言う、「まじめな社員が多い会社」です。
しかし、少し前の話ですが北朝鮮が挑発を繰り返し、アメリカとの衝突が懸念されたときがありましたね。
そのとき日本のワイドショーや情報番組、ニュースでは「森友学園問題」や「加計学園問題」の報道ばかりでした。
ヨーロッパの人々は、北朝鮮とアメリカの動向を毎日報道し、緊迫の目で見ていたそうです。
そのさなかの日本のスキャンダルネタばかりの報道に、驚きと「平和ボケ」の呆れた言葉がネットを駆け回りました。
メディアだけでなく、スキャンダルネタを引っ張るだけ引っ張った野党もみなリベラルな政党です。
賢い多くの国民は、「モリカケ問題」には、白けていたのですが。
こうしてリベラルな野党とマスコミは、共同作業で国民に危機意識を持たせまいとしました。
リベラリストの敵は保守です。つまりナショナリズムです。
国民が平和ボケになればなるほど、ナショナリズムは希薄になります。
もしあなたが、ある国の放送会社の幹部だとします。
そして、その国に対して何かの恨みがあって、潰してやりたいと思っていたとします。
その国民は素直でまじめです。あなたが流す放送を信じやすい国民性です。どう料理しますか?
武器がピストルでなく、放送ですから国民からナショナリズム、愛国心を取り除いてやればいいのです。
そうすれば勝手に内部崩壊し、国としてのまとまりや維持は困難になります。
ではナショナリズムを取り除くには、どうすれば良いのでしょうか?
「ナショナリズム」=「保守」
「保守」の対極が「リベラル」です。
なのでナショナリズムを取り除くには、リベラルな視点を持った「立派そうな人」に、「立派そうな意見」を喋らせればいいのです。
そうすれば、まじめで素直な国民は、ジワジワとリベラルな考えに洗脳できます。
では、なぜにテレビ局はリベラル(今のリベラルは左寄り)な放送を繰り返すのでしょうか?
学生時代 左翼ゲリラ活動をしていた若者が、今のテレビ局の幹部になっていた
過去に日本では左翼的な学生運動が、盛んな時代がありました。
そこでは東京六大学などの優秀な学生が、こぞって左翼ゲリラとなり活動していました。
逮捕者も多数でました。
大学ではほぼ授業を行うことができず、当時の大学生は授業を受けることなく卒業していったそうです。
それは就職活動にも、影響を及ぼします。
当時の(左翼)活動家の学生が就職面接を受けられたのは、公務員かマスコミだけだったと聞きます。
その人たちが今やマスコミ各社の幹部になり、大活躍しているのだというのです。
左巻きな思想だから、中国系、北朝鮮系とも結びつきます。
すると中国、北朝鮮の思想が入れば、「左巻き思想」に「反日」までくっついてきます。
そういう経緯で、今の日本の放送局や新聞は、左巻きであったり反日であったり、偏った視点の放送を繰り返しています。
テレビや新聞がリベラル発言、リベラル見解ばかりだと、国民はバランスを取りたくなる
とはいえ、今は情報が簡単に入る時代になりました。
インターネットが普及する前だったら、テレビや新聞から情報を得ることが大半だったのに、今はその点、救われます。
そのおかげで、テレビが流すプロパガンダ放送に疑問をもち、自らネットで調べる人が多くなりました。
この記事を読まれた方には、筆者の思想は「右か?」と問われるかもしれません。
いえ、もともとはそんな思想はありません。
一般の日本国民として、外国勢力に洗脳されるのは国民感情として許しがたいだけです。
このように、「偏見放送」に気づいた人は、ニュートラルな思想の人でも、反発して右寄りに舵を切り、バランスをとろうとするものではないでしょうか。
まとめ
前述では、NHKやテレビ朝日をあげましたけど、ほぼ全てのテレビ局、新聞社は反日思想に侵され、リベラルな「有識者らしき人」をコメンテーターに起用しています。
特に「反日」については、本当の事柄について非難されるならまだ解ります。
しかし、その多くは歪曲や、誇張、ありもしないデッチ上げの嘘にまみれた内容です。
嘘によって、強力な外交カードに育てられたものです。
この本を読めば、反日はどのように作られ、巨大化したかが解ります。
韓国人歴史学者が韓国人のために書いた本で、嘘が根拠の反日教育をデーターを持ってめった切りしています。
ネトウヨとかでなく、一般国民として「おかしいものはおかしい」と言いたいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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