以前の記事で、電子の面白い特性として「電子の速度をしらべても行きつく場所が不確定であったり、場所をはっきりさせようとすると速度が曖昧になる」ということを書きました。
今回は私たちが住むこの世界が、いくつものパラレルワールドによって構成されているかもしれないという想像を掻き立てるような実験を紹介します。
この世界はロール・プレイイング・ゲームであると証明された?
20年も前に読んだことのある本で「神との対話」という書籍があります。
その本では著者の男性が突然「神様」とチャネリングをはじめてしまい、そこで著者がこの世の様々な問題や生き方について質問し、数日後に神様からの答えをチャネリングによって受け取るという内容でした。
その中でその本での「神様」は「あなたが住んでいる世界は幾つもの選択肢があらかじめ用意されているロールプレイングのように出来ているのだ」と言っていました。
つまり、ある朝会社や学校に行かなくてはならないのに大寝坊をしてしまったとします。
そこで、頭に浮かんだのは次の2つの選択肢だとします。
①取り敢えず、遅れる旨の連絡を入れて急いで出かける。
②「体調が悪いので、病院に行って午後から出ます」とウソの連絡を入れる。
これがRPG(ロールプレイングゲーム)だとすると①と②の2つの扉が現れる、という場面です。
仮に正直に“①取り敢えず、遅れる旨の連絡を入れて急いで出かける”を選んだとします。
すると本人は①の扉を開いた世界を見聞きし、体験することになるのですが、実はその裏で②を選んだ時用の世界が用意されているという解釈です。
物理学の研究が進むにつれて、この話が本当かもしれないという証拠や理論が出てくるのでした。
興味あれば一読してみてください、信じる信じないは別にしてとても生きる上で参考になり、癒しがあり、感動がある本です。
不思議な2重スリット実験
下の絵は奥の白い壁に向って矢印の位置から、粒または波を放つものとします。そして壁と矢印の間に二本の柱上の穴を2つ開けた壁を置いた状態のものです。
矢印の発射台から粒(つぶ)を発射すると下の絵のように白壁には柱の穴の通りに
粒状の集合跡が残ります。
次に矢印の発射台から波を放つと、どうなるでしょうか。
それは下の絵のような干渉縞(かんしょうじま)が現れることが解っています。
これはスリット穴をくぐり抜けたあと、波が打ち消し合って波形が何層にもなるからです。
と、ここまで理解していただいてから、次に進みますね。
今度は電子を矢印の発射台から放ちました。電子は素粒子ですので粒(つぶ)です。
電子は電子銃というマシンから発射します。これを1つ、2つと少ない数を発射すると予定通り図1の通り直線的に白い壁に当たります。
しかし、100発、1000発とまとめて発射すると図2のような干渉縞(かんしょうじま)になるのです。
これには学者たちも首をかしげました。粒であるはずの電子が波上の動きをもつ物質と同じ動きになるのですから当然です。
そこで今度はスリットをくぐる時に電子が粒状なのか、波状なのか、観測できる仕組みを設置して実験を行いました。
すると何と、観測装置を設置した時だけは電子は粒状時と同じ跡を白壁に描いたのです。
つまり、電子が観測者が見ている時は粒状に、見ていないところでは波状になるという不思議な結果となりました。
物理学に生き方のヒントがあると思うの件の記事の最後にも書きましたが、「電子の速度をしらべても行きつく場所が不確定であったり、場所をはっきりさせようとすると速度が曖昧になる」という説もそうですが、この世をAパターン、Bパターン、Cパターン・・・とプログラミングしている「誰か」の存在を考えさせられる結果です。
結局、現在の科学では「不確実性原理」としてグレーな状態で取り敢えず棚に上げられているのです。
電子が原子核の周りを粒の状態で回っています。
つまりこの世の物質全てにこの不確実な状態が含まれているのです。
そしてこの世をプログラミングしている「誰か」の存在は世界中の多くの科学者たちが「サムシング・グレート」として存在をささやいています。
あと、電子の役割については宇宙の別の生命体と交信したという足立育朗さんが書いた本が面白い見解を示しています。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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